少し時間が経ってしまいましたが、無配が続いていたEPI (WisdomTree India Earning Fund / ウィズダムツリーインド株収益ファンド)が2023年6月期は復配しました。
異常な分配金が出てからちょうど1年になりますが、このタイミングでの四半期レポートが出ましたので確認してみたいと思います。
【インド株ETF】分配金利回りは驚異の24.9%!? EPIに何が起きたのか?確認してみました
6月の分配金で、インド株ETFである EPIの分配金が非常に多かった ことに触れました。 嬉しいことではあるのですが、何か異常であることは間違いないので何が起きているのか調べてみました。 何故こんなにも大きい分配金が実現したのか、可能性を1つずつ確認しました。
EPI (WisdomTree India Earnings Fund) の基本情報
EPI (WisdomTree India Earnings Fund / ウィズダムツリー・インド株収益ファンド)は米国NYSE市場で売買されているインド株ETFです。
"WisdomTree India Earnings Index"という独自の指数をベンチマークにしており、収益性の高い企業を重視したポートフォリオにしています。
私はこのEPIをインドという市場に投資するならば有力な選択肢の1つと考えて投資をしています。
【インド株ETF】EPIを追加購入!なぜインド株ETFでEPIを選ぶのか
先日のDHSの売却金で インド株ETFであるEPIを購入しました 。 元々300口保有しており、今回125口追加して425口になりました。 関連記事 【米国株高配当ETF】DHS を全て売却も、為替差益を忘れていて大損気分 【インド株ETF】EPI WisdomTree...
EPIの値動き
EPIの直近5年間のチャートは下図のようになっています。
前四半期チェックの際には「下げ止まったか?」という見方をしていましたが、そのまま回復を続けて35USDを超えるまで戻ってきていました。
【インド株ETF】EPIの四半期レポートをチェック!パフォーマンスを見ながら投資継続可否を考える
私がインド株を対象として投資しているEPI (WisdomTree India Earning Fund / ウィズダムツリーインド株収益ファンド)の 四半期毎のレポートが出ました。 前回は大きな変化に気付きましたが、今期は如何に。 大幅増配かと思えば無配になったりと、こちらが振...
インド市場を代表する指数であるSENSEX指数との比較では、これまでも上昇基調の時はあまり変わらない傾向にありました。
上昇基調のこの1年弱を比較すると下図のようになっており、やはり大きな差異は出ていません。(むしろややEPI優位)
為替の影響なのか、下落時の下げ方・回復度に差が出やすいので下落局面での取引が重要になってくる銘柄です。
それが出来れば苦労はしない訳なんですけどね…。
しかし他に有望と考えるインド市場への投資方法が見当たらないので私はEPIへの投資を継続します。
ごちゃごちゃ考えても結局私には将来は読めないので、とりあえず下げてきたら拾っていく方針に変わりはありません。
EPIの分配金
2022年6月期の1口当たり1.845 USDとその前期から16倍超となって以降、2022年9月期は0.00023 USDとほぼ無配、12月期と2023年3月期は無配となっていました。
そんなEPIも2023年6月期は前述の通り0.06 USDと復配しました!
分配金の変動が大きすぎてよく分からないので、2012年からの履歴で比較してみます。
赤くした2022年6月期がぶっ飛び過ぎていてよく分からないので、縦軸の縮尺を変えてみました。
EPIの分配金は昔から全く安定しないのですが、今回の水準としては2年前ぐらいに戻っています。
次期がどうなるかは過去履歴を追ってもさっぱりわかりません。
この1年強は急増加からの一転無配とジェットコースターのようでしたので、なんとか今後はしばらく安定して欲しいものです。
2023年6月期のEPIの変化
今期も保有セクターや銘柄の変化について確認してみます。
保有銘柄数と純資産額の変化
EPIはWisdomTree India Earnings Index(IEI)というWisdomTree社独自の指数に連動しています。
その中身は要するに儲かっている企業に投資するというものです。
投資基準などは以下の記事に書いています。
【インド株ETF】EPI WisdomTree India Earnings Fund の中身を分析してみた
米国ETF WisdomTree India Earnings Fund (ティッカーシンボル:EPI) は日本からインド市場に投資する際の選択肢の1つです。 私がいずれ インドの時代が来る と信じて投資しているETFですが、正直なところ買ったまま放置しているので、自分なり...
そのような独自基準で選定されている企業群ですが、構成銘柄数は下記のように推移しています。
2022年6月期:477
2022年9月期:(データ保存忘れ)
2022年12月期:418
2023年3月期:417
2023年6月期:419
銘柄数は2社増えていますが、大きな変化では無いかと思います。
一方で純資産額(Net Asset)では変化がありました。
履歴が不足はしているものの、この四半期で1億USD以上を積み上げていることは小さくない変化だと思います。
ただこれがどこに投資されたかはレポートからは見て取れないんですよね…
とは言えセクター比、投資先企業の変化を確認していきたいと思います。
投資先セクターと企業の変化
ということでまずはセクター比率です。
今期のセクター比率にも大きな変化はありませんでした。
もちろん多少の数値変化はありますが、順位変動もなく概ね横ばいと言えると思います。
続いて投資先企業のTOP5の顔ぶれは以下のようになっていました。
TOP5の顔ぶれは同じですが、同率3位に位置していたICICI Bankが若干上に来ました。
そうは言っても大きな変動ではないと思います。
純資産額は積み上がっていましたが、投資先比率には大きな変化は無いようです。
まとめ
2023年6月期のEPIは復配となった一方で、銘柄数・セクター比・構成銘柄に大きな変化はありませんでした。
ただし純資産額は1億USD以上増えていますので、安定性は増したのではないかと思います。
現状では資金を引き上げる判断をするような材料はなかったので、このまま保有を続けようと思います。
インド株でETF投資ならEPIかなという点は私個人では変わっていません。
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