2023年5月5日金曜日

【インド株ETF】EPIの四半期レポートをチェック!パフォーマンスを見ながら投資継続可否を考える

私がインド株を対象として投資しているEPI (WisdomTree India Earning Fund / ウィズダムツリーインド株収益ファンド)の四半期毎のレポートが出ました。

前回は大きな変化に気付きましたが、今期は如何に。
大幅増配かと思えば無配になったりと、こちらが振り回されがちな銘柄なので定期レポートチェックは重要だと考えています。


目次


EPI (WisdomTree India Earnings Fund) の基本情報

EPI (WisdomTree India Earnings Fund / ウィズダムツリー・インド株収益ファンド)は米国NYSE市場で売買されているインド株ETFです。

"WisdomTree India Earnings Index"という独自の指数をベンチマークにしており、収益性の高い企業を重視したポートフォリオにしています。

私はこのEPIをインドという市場に投資するならば有力な選択肢の1つと考えて投資をしています。


EPIの値動き

前回記事で設定来の値動きとしては右肩上がりと言えなくもないと書きました。

近年の値動きが軟調のためそのような表現をしましたが、この四半期の値動きを見るために直近5年で再確認します。

ここ1年はほぼ横ばい

コロナショック後に2021年10月まで上昇を続けてからは下落基調で、この四半期で下げ止まったかというと私にはまだ判断できません。



インド市場を対象としたパフォーマンスチェックとしてSENSEX指数と比較してみます。
EPIは現在400を超える銘柄に投資していますが、SENSEX指数はインドの主要30銘柄で構成される指数です。

青:EPI オレンジ:SENSEX

圧倒的にSENSEX指数の方がパフォーマンスが良いです。

日本からこのSENSEX指数に投資をしようとすると、香港市場の02836 iShares Core S&P BSE SENSEX India ETFがあります。
このETFとパフォーマンス比較をしたのが以下のチャートです。

青:EPI オレンジ:02836

指数そのものとの比較よりはかなり差が薄まりますが、それでも02836が優位です。
したがってリターンだけを考えると現状は02836の方が良いかもしれません。

しかし私としては投資通貨が香港ドルになることETFとしての資産規模が大きくないことからEPIを選択しています。
SENSEX連動で、日本円や米ドルで投資が出来、かつ経費率が低く資産規模が大きいETFがあれば是非検討したいと思っています。


ちなみにこのようなパフォーマンスの差は米国株でも同様で、500企業のS&P500に連動するIVVと100企業のNASDAQ100に連動するQQQを比較しても同様の関係になり、リスクや手数料を鑑みて投資先を選択することになります。

インド株でももっといろんな選択肢があると嬉しいですね。


2023年3月期のEPIの変化

2022年12月期では保有セクターや銘柄の変化に気付きました。

今期は動きがあったのか、確認してみました。


 保有銘柄数とセクターの変化

EPIはWisdomTree India Earnings Index(IEI)というWisdomTree社独自の指数に連動しています。
その中身は要するに儲かっている企業に投資するというものです。

投資基準などは以下の記事に書いています。


そのような独自基準で選定されている企業群ですが、構成銘柄数は下記のように推移しています。

 2022年6月期:477
 2022年9月期:(データ保存忘れ)
 2022年12月期:418
 2023年3月期:417

本当に2022年9月期の変化を押さえ忘れているのが悔やまれます…
バックナンバーとしてどこかに無いか探しているのですが、見つかりません。残念。

とりあえず今期では大きな変化はありませんでした。


続いてセクター比率です。

2022/12/31と2023/3/31では変化少ない

今期のセクター比率には大きな変化はありませんでした。
Financials(金融)が16.8%から15.9%と微減でしたが、概ね横ばいと言えると思います。


 投資先企業の変化

投資先企業のTOP5の顔ぶれは以下のようになっていました。

2022/12/312023/3/31
1Reliance Industries Ltd.7.66%Reliance Industries Ltd.6.77%
2Tata Steel Ltd6.82%Tata Steel Ltd6.34%
3Infosys Ltd.4.80%Infosys Ltd.4.39%
4ICICI Bank Ltd.4.44%ICICI Bank Ltd.4.39%
5Oil & Natural Gas Corp Ltd3.15%Oil & Natural Gas Corp Ltd3.75%

比率は多少の変化はありますが、TOP5の顔ぶれは同じでした。

前期はいきなりTOP5のうちの2社が消えていたりしましたが、今期は大きな動きは無いようです。


まとめ

2023年3月期ではEPIの銘柄数・セクター比・構成銘柄に大きな変化はありませんでした。
相変わらず無配が続いてはいますが、劇的な変化はなく様子見になりそうです。

一方でパフォーマンスとしてはSENSEX指数やそれに連動する02836 iShares Core S&P BSE SENSEX India ETFを下回っている状況です。
ただSENSEX指数には日本から手軽に投資できる(私が望ましい)ETFがありませんので、今後のインド株に関する投資環境の改善を期待しています。


現状ではインド株でETF投資ならEPIかなという点は私個人では変わっていないので、引き続き保有を続けます。


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