そういえばまた無配になってるぞ?
ということに気付きましたEPI (WisdomTree India Earning Fund / ウィズダムツリーインド株収益ファンド)の2023年9月期です。
せっかく前期は復配していたのですが…
結局無配に戻っていたEPIについて、恒例の四半期レポートが出ていましたので確認してみました。
【インド株ETF】分配金が復活!EPIの四半期レポートチェック!2023年6月期
少し時間が経ってしまいましたが、無配が続いていたEPI (WisdomTree India Earning Fund / ウィズダムツリーインド株収益ファンド)が2023年6月期は復配しました。異常な分配金が出てからちょうど1年になりますが、...
EPI (WisdomTree India Earnings Fund) の基本情報
EPI (WisdomTree India Earnings Fund / ウィズダムツリー・インド株収益ファンド)は米国NYSE市場で売買されているインド株ETFです。
"WisdomTree India Earnings Index"という独自の指数をベンチマークにしており、収益性の高い企業を重視したポートフォリオにしています。
私はこのEPIをインドという市場に投資するならば有力な選択肢の1つと考えて投資をしています。
【インド株ETF】EPIを追加購入!なぜインド株ETFでEPIを選ぶのか
先日のDHSの売却金で インド株ETFであるEPIを購入しました 。 元々300口保有しており、今回125口追加して425口になりました。 関連記事 【米国株高配当ETF】DHS を全て売却も、為替差益を忘れていて大損気分 【インド株ETF】EPI WisdomTree...
EPIの値動き
EPIの直近5年間のチャートは下図のようになっています。
9月期の四半期レポートについての記事ですが、執筆タイミングの11月末起点です。
前四半期のチェック時は「底を打ったのでは」としていましたが、そのまま上昇基調になっていました。
【インド株ETF】分配金が復活!EPIの四半期レポートチェック!2023年6月期
少し時間が経ってしまいましたが、無配が続いていたEPI (WisdomTree India Earning Fund / ウィズダムツリーインド株収益ファンド)が2023年6月期は復配しました。異常な分配金が出てからちょうど1年になりますが、...
相変わらず下げたら拾っていくという方針でいますが、この数ヶ月はチェック出来ていなかったので結果的には助かりました。
とは言えこのまま長期的にジリジリ上昇していくという展開の場合、この方針では買い増しせずになるのでインド株の取り扱いは考えなければいけないなと思っています。
EPIの分配金
2023年9月期の分配金は再び無配となりました。
この1年での分配金は6月期の0.06 USDのみです。
その結果、分配金利回りは直近の株価で計算すると0.16%!
最早分配金を期待してはいけないETFになっています。
もともと配当銘柄ではありませんでしたが、少しも期待しない方が良さそうですね。
分配金関係のグラフ・データは今期は載せる必要もないかなと思い割愛します。
2023年9月期のEPIの変化
今期も保有セクターや銘柄の変化を確認してみたのですが、大きく動いていたことに気付きました。
純資産増強に資金を投入したのか?
私が確認できる範囲では具体的な情報は見付けられませんでしたが、変化をメモしていきたいと思います。
保有銘柄数と純資産額の変化
EPIはWisdomTree India Earnings Index(IEI)というWisdomTree社独自の指数に連動しています。
その中身は要するに儲かっている企業に投資するというものです。
投資基準などは以下の記事に書いています。
【インド株ETF】EPI WisdomTree India Earnings Fund の中身を分析してみた
米国ETF WisdomTree India Earnings Fund (ティッカーシンボル:EPI) は日本からインド市場に投資する際の選択肢の1つです。 私がいずれ インドの時代が来る と信じて投資しているETFですが、正直なところ買ったまま放置しているので、自分なり...
そのような独自基準で選定されている企業群ですが、構成銘柄数は下記の推移となっていました。
履歴不足ではあるものの、2022年6月期レベルの銘柄数に戻っていました。
前期は419銘柄であったのに対し、今期は482銘柄と大幅に増えています。
一方で純資産額(Net Assets)にも変化があり、下図のような推移になっています。
2022年6月期に比べてほぼ2倍になりました。
増資がされていたのかと調べては見るものの情報が出てこない…
どこから無料で最新の情報が引っ張れるのか知りたいものです。
英語の情報ソースも探してはいるのですが…
これだけ資産が積み上がっている中で、続いてセクター比・投資先企業の変化を確認していきたいと思います。
投資先セクターと企業の変化
まずはセクター比率です。
前期から大きく動きました。
TOPセクターであったMaterialsと3番手であったFinancialsが完全に入れ替わりました。
比率としては2022年6月期に近いものがありますので、インドの経済動向が良化してきた可能性がありますがSENSEX指数などを見ても何とも言えません。
こういうのをしっかり把握できると面白いんだろうと思うのですが…
続いて投資先企業TOP5の顔ぶれは以下のようになっていました。
セクター比が似ていた2022/6月期とも比較してみます。
3期連続で6%以上を占めていたTata Steel Ltd.が圏外になっていました。
TOP10において、Materials関連ではIndian Oil Corp. LtdとCoal India Ltdが同じぐらいの比率で入れ替わっていますが、セクター比変動から推測するに開示圏外でも多数の関連銘柄が外れていると思われます。
一方でHdfc Bank Limitedがいきなり6.56%を占めるなど、銀行系が比率を増やしていました。
純資産額も積み上がっていますので、インドではFinalcialsが好調というWisdomTree指数の判断と思われます。
まとめ
2023年9月期のEPIは再び無配となりましたが、純資産額が約13億USDと一気に積み上がっていました。
この1年で倍増していますので、さらに安定性は増したのではないかと考えています。
追加投資をするかは考えものではありますが、他の候補銘柄探しをしつつ資金と相談しながら判断をしていきたいと思います。
【AI】ChatGPTにインド株投資のお勧めを聞いてみたら意外な答えが返ってきた
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