【インド株】インド株への投資手段を再考してみた

結果的に2024年の投資方針は「積み立て＋放置」となっていましたが、当初目標のポートフォリオに近づいてきました。

資産区分	当初目標	2024年末
米国株	45 %	45.9 %
J-REIT	30 %	24.9 %
日本株	10 %	17.2 %
インド株	5 %	5.6 %
海外REIT	5 %	5.2 %
その他	5 %	1.1 %

相変わらず勤務先の株が日本株を膨らませていること、保有していた債券が満期を迎えてその他が圧縮されたことから数値がしっかり合っている訳ではありませんが、予定通り米国株とJ-REITの比率が上昇しました。

ただ値動きに大きな変化がない前提でこのままいくと、

　米国株：積立NISAで全力
　J-REIT：割安と判断して適宜買い増し

という動きを取ることから、相対的にインド株など他の保有比率が下がっていきます。
そこでまずはインド株買い増しを考えたのですが、「そういえばEPI以外の良いETFが買えるようになっていないかな」とふと思い、確認することにしました。

前回同じようなことを考えてから既に2年以上経っていました…

【インド株ETF】EPIを追加購入！なぜインド株ETFでEPIを選ぶのか

先日のDHSの売却金でインド株ETFであるEPIを購入しました。元々300口保有しており、今回125口追加して425口になりました。...

目次

• インド株の投資手段
• 個別株
• ETF
• 投資信託
• まとめ

インド株の投資手段

一口にインド株投資と言っても手段はいくつかあります。

　個別株

日本の証券会社を通してインド個別株を購入することは出来ませんが、ADR（米国預託証券）の形であれば投資可能です。

• Tata Motors Ltd.
• Dr. Reddy's Laboratories Ltd.

といった有名銘柄にも直接投資出来ます。

ただ個人的には「日本の銘柄もちゃんと分析できていると思えないのに…」と考えて回避しています。
インドの情報であってもしっかり収集・分析できる方には向いていると思います。

　ETF

インデックス投資を志向して私はETFを選択しています。
ただ日本から簡単に購入できるインド株ETFは経費率がそこまで低くなく、保有中のEPIにも満足している訳ではありません。

2025/1現在でインド株関連銘柄を確認してみると、下記の状況でした。
（証券会社は私の使い勝手基準です）

市場	ティッカー	SBI証券	楽天証券	SMBC 日興証券	野村證券	取引通貨	総資産 [億円]	経費率
東証	1678	○	○	○	○	日本円	153	0.95%
東証	201A	○	○	○	○	日本円	42	0.35%
東証	233A	○	○	○	○	日本円	33	0.35%
東証	188A	○	○	○	○	日本円	3	0.38%
NYSE	EPI	○	○	×	○	米ドル	5,853	0.83%
NYSE	GLIN	○	○	×	○	米ドル	254	0.72%
NASDAQ	NFTY	○	○	×	×	米ドル	449	0.80%
シンガポール	INDI	×	○	×	×	米ドル	138	0.66%
香港	02836	○	○	×	×	香港ドル	118	0.64%
香港	03015	○	○	×	×	香港ドル	160	0.85%

※総資産は2024/12/30時点の為替レートで計算

え、東証に経費率が低いETF出てるじゃん。

本当に知らなかったので驚きました。

ただ如何せんまだ総資産が少なめ。
今後資金が流入していき安定感が増すことを願いますが、不安は拭い去れないのでまだ購入はしません。

とは言えEPIの経費率の高さが目立ってくる結果でした。
また1,2年で状況が変わるのでは？と期待します。

【インド株ETF】EPI WisdomTree India Earnings Fund の中身を分析してみた

米国ETF WisdomTree India Earnings Fund（ティッカーシンボル：EPI） は日本からインド市場に投資する際の選択肢の１つです。私がいずれ...

　投資信託

一番オーソドックスな選択肢だと思いますが、2年前頃には信託報酬が1.5%以上という設定ばかりで選ぶ気がしませんでした。

ETFでは選択肢が増えていたこともあり、こちらも期待できるのではと思いながらの確認です。
インド株関連で総資産が100億円超のものをピックアップしてみました。

銘柄	NISA （成長）	NISA （積立）	SBI証券	楽天証券	SMBC 日興証券	野村證券	総資産 [億円]	信託報酬
HSBC インド・インフラ株式オープン	○	×	○	○	○	×	3,757	2.09%
ダイワ・ ダイナミック・インド株ファンド	○	×	○	○	×	×	3,020	1.848%
イーストスプリング・ インド消費関連ファンド	○	×	○	○	×	×	3,016	1.9497%
イーストスプリング・ インド株式オープン	○	×	○	○	○	○	2,678	1.9497%
Oneピュア・ インド株式ファンド	○	×	○	○	×	×	2,629	2.06%
高成長インド・中型株式ファンド	○	×	○	○	○	○	2,355	2.0505%
高成長インド・中型株式ファンド （年１回決算型）	○	×	○	○	○	○	1,985	2.0505%
大和-iFree NEXT インド株インデックス	○	×	○	○	×	×	1,514	0.473%
HSBC インド オープン	○	×	○	○	○	×	1,320	2.2%
ダイワ・インド株ファンド	○	×	○	○	×	×	860	1.848%
イーストスプリング・ インド・インフラ株式ファンド	○	×	○	○	×	×	765	1.9497%
iTrustインド株式	○	○	○	○	○	×	733	0.9828%
SBI・iシェアーズ・ インド株式インデックス・ファンド	○	×	○	×	×	×	732	0.3138%
JPMインド株アクティブ・ オープン	○	×	○	○	○	×	250	1.98%
eMAXIS インド株式インデックス	○	×	○	○	×	×	246	0.44%
楽天・インド株Nifty５０ インデックス・ファンド	○	×	×	○	×	×	243	0.3080%
イーストスプリング・ インド・コア株式ファンド	○	×	○	×	×	×	192	0.9905%
ドイチェ・インド株式ファンド	×	×	○	×	○	×	178	1.975%

相変わらず信託報酬が1.5%を超える投資信託がゴロゴロしていますが、0.5%を切るものも登場していました。
今まで何をしていたのか…やはり投資をするには常に最新情報はチェックする必要があります。
まあインド株に興味ある方には常識だった可能性がありますが…

私が気になった銘柄は下記です。

① SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
　　私がすぐに購入できる投資信託では信託報酬が0.3138%と最も低いです。
　　楽天が0.3080%と更に低いのですが、楽天証券に口座を保有していないんですよね。
　　何かあった時に他証券会社に移管できなそうですが、それを気にしなければ最有力。

② 大和-iFree NEXT インド株インデックス
　　信託報酬は0.473%とSBIにやや劣るもののの、総資産額が1,514億円と倍の規模。
　　安定感ならこちらかもしれない。

③ iTrustインド株式
　　唯一の積立NISA対象。
　　ただ信託報酬が0.9828%というのが他と比べて見劣り。
　　iFree NEXT並だったらこれで積立にしていると思う。

総資産額と信託報酬のバランスを考えても①を購入するのが良いかな、と思いました。

まとめ

これまで米国ETFのEPIを通じてインド株に投資をしてきましたが、最近は東証ETFや投資信託でも低い経費率の銘柄が出てきていることが分かりました。
とは言えまだ成長過程の資産規模のため、モノによっては慎重になった方が良いとも思います。

EPIは資産規模が拡大を続けているので安定感という視点ではアリだと思いますが、これだけ低い経費率・信託報酬のETF・投資信託が登場してきているということで敢えて選ぶ必要はなくなってきました。
米ドルの投資先という考えも持ちましたが、それであればVTIなど米国株ETFの方が良さそうです。

今後のインド株投資についてはSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドを中心に組み立てたいと思います。
どの程度突っ込むかを決めてNISA成長枠での購入を考えます。

【AI】ChatGPTにインド株投資のお勧めを聞いてみたら意外な答えが返ってきた

先日インド株ETFのEPI（WisdomTree India Earnings Funds）についてChatGPTに聞きました。どうにも突っ込んだ質問には答えてもらえなかった感がありますが、概要についてはわかりやすく一瞬で答えてくれました。ChatGPTに取っ掛かりの情報を...

↓よろしければクリックお願いします

にほんブログ村