2022年10月21日金曜日

【為替】トヨタの予想為替レートが合っているのか検証してみた

ついにドル円が150円台になったということで世の中ザワザワしていますね。

ほんの4ヶ月前に130円を一気に突破したことで外貨積立額を落とした自分のセンスの無さが悔やまれます…
あの瞬間に全力でドル転換しても今頃は円建てなら約15%利益になっていました。

でもそんなの妄想は出来ても予想は出来ないよ…

いつかは円安が来るだろうとは思ってはいましたが、このタイミングで急激にくるとは思っていませんでした。

「金融ド素人だから」ということは間違いないですが、それなら専門家予想はどうだったのだろうかと思い、ちょっと調べてみることにしました。


目次


大企業の想定為替レートは当たっているのか?

要するに知りたいことは専門家の予想が当たっているのか外れているのかということです。

本当は経済誌が年末にやっている "○○年大予測" での識者予想を検証したかったのですが、バックナンバーを紐解くのに時間も金もかかりそうなので断念しました。。。


そこでグローバル企業の想定為替レートを参照することにしました。

今回参照したのはトヨタ自動車株式会社です。
ご存じ日本で時価総額トップの大企業で、為替レートは業績にダイレクトに響きます。

そこで毎年決算における実績及び来期想定レートを追っていき、どれぐらい当たっているのかを調べました。

参照元 → トヨタ自動車株式会社 決算資料アーカイブズ

きっと財務担当が必死に当てにいっていることでしょう。
逆にこれが大きくずれまくっているようであれば、私などが予想出来なくても何も恥ずかしくないと思います。



トヨタの想定為替レートと実績為替レート

検証に使用したのはトヨタがIRアーカイブズに残している2001年からのデータです。
決算説明会資料中の来期見通しに想定レートが載っているので、その米ドルを参照しています。


予想の精度 ① ~ドル円の方向性

前期末の予想と実績を比較し、円安・円高の方向性が合っているかの確認です。
予想・実績が±0円の年は比較するレートが振れていれば「外れ」としています。

結果: 13勝8敗(勝率:61.9%)

この中で±0による負けが3つあります。
それを入れても勝率は6割超であり、意外と悪くない印象です。


予想の精度 ② ~為替レートの乖離

前期末の予想と実績を比較し、為替レートのズレの確認です。
今回は乖離が7円以上ある場合は「外れ」としました
7円に特に根拠はなく、5円にしようかとも思いましたがなんとなく7円は流石に外れだろうという思いからです。

結果:14勝7敗(勝率:66.7%)

これも勝率が高いと言えるのか微妙ですが、悪くはないのではないでしょうか。



乖離の可視化

数値での判定は難しいので、下図(前期末予想と実績のグラフ)での比較です。

これを見ると結構概形としては合っています
最も外したのは2017年で、乖離が25円生じています。

この要因としては堅調な米国景気やFRBによる利上げなど、市場環境としてはドル高であった一方、貿易不均衡是正を求める政治的圧力や米国長期金利の落ち着きから想定ほどドル高にならずむしろドル安に振れた、というものでした。
今は後者のような状況がないためドル高円安に振り切れていますね。

また2023年の前期末の予想レートと現在の為替レート(仮として150円)を点線で置きました。
これを見るとやはり今は異常な変動代です。

決算期の来年3月時点のレートは不明ですが、過去になく振り切れるか、過去実績の範疇に戻るのか注目です


まとめ

トヨタのような大企業でも為替レートを当てる精度は3分の2程度と分かりました。
傾向としては合っている年も多いですが、反対方向に大きく外している年もありました。

今期のトヨタの想定為替レートは115円/ドルですが、既に150円を突破しています。
来年の3月にはどこまで行っているのか、それとも円高に振れて例年の範疇に戻るのか注目です。
これが115円まで戻したら相当な奇跡ですね。


以上のことから、やはり為替レートを当てるのは相当困難であり、私のような金融素人は決めた額を淡々と積立していく投資をしていく方がベターだと思いました。
ただやっぱりドル転換を続けていると今は損している感が拭えません…心は殺すしかないですね。。。



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