3278 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 は居住用施設とヘルスケア施設をメインとする総合型REITです。
第21期の分配金と決算運用報告が届きましたので期中変化を確認してみました。
【J-REIT】3278 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人から分配金!分析すると謎の物件があった
3278 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 は居住用施設をメインとしつつも 総合型REITに位置づけられるJ-REIT です。 その第20期資産運用報告が届いたので、保有継続するか考えるためにも自分なりに銘柄情報を確認してみました。 投資口価格 209,700 ...
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人の概要
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は住居特化型REITとして2012年に上場しましたが、2018年にジャパン・シニアリビング投資法人と合併してヘルスケア物件への投資を開始し、現在は総合型REITに位置付けられています。
ポートフォリオの構築方針は
居住用施設 :60%以上
ヘルスケア施設:30%以下
その他 :10%以下
となっており、居住用施設が主軸であることは当初より変わっていません。
「安定した収益性」を見込む居住用施設と、「需要増加とESG投資資金の受け皿」を狙うヘルスケア施設の組み合わせとなっており、期待できるREITではないかと思っています。
直近の投資口価格・利回りは以下のようになっています。
今期の分配金は前期と同じ4,101円でした。
来期予想は約0.5%増の4,120円となっています。
やはり安定していますね。
最近の相場で投資口価格は下落していますが、それでもまだ利回りは4%を切っています。
悪くは無いのですが、他のREITと比べて特段高くはありません。
ポートフォリオの変化
ポートフォリオ構築方針は変化ありませんので用途別投資比率はほぼ変化ありませんが、物件の売買があり物件数は増加しました。
居住用施設
139物件 →140物件(+1件 新規取得:5 売却:4)
ヘルスケア施設
31物件 → 33物件(+2件 新規取得:3 売却:1)
宿泊施設
2物件 → 2物件(±0件)
売却については運用報告を読んでも詳細が分かりませんでしたが、前期の物件数比で「売却しているはず」という件数です。
堅調に物件を入れ替えつつ成長を目指しているように思います。
宿泊施設については相変わらず方針不明ですが、前回から変わりありません。
そういえば前回は「ヘルスケア施設に加えて保育施設・学生寮へも投資していく」といった文言があったと思いますが、今期の運用報告には記載ありませんでした。
シンプルにしたんでしょうか。
その方が良いと思いますが。
使える(?)投資主優待
3278 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人には投資主優待が設定されています。
内容はこの投資法人が保有するヘルスケア施設(老人ホームなど)の見学無料や利用料割引です。
二親等(施設により三親等)までは対象になるので、検討する人が身近にいる場合は勧めても良いかもしれません。
具体的な内容は公式HPを見た方が分かりやすいと思います。(→こちら)
ちなみに3278が保有しているヘルスケア施設の稼働率はほぼ100%なので、やはり入居するのも大変そうです。
現実的には入居できるのか分かりませんが、取っ掛かりとして親が老人ホームを考え始めたら活用を勧めるのもありかなと思っています。
まとめ
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は居住用施設・ヘルスケア施設を主に投資するREITです。
安定的な運用方針であり、格付けもJCRから"AA-"を取得しています。
資産規模の拡大を目指してはいますが、この1期を見ても安定を根底にしたポートフォリオ構築は変化無さそうです。
分配金は安定して推移しており、じりじりと伸びてはいますがほぼ横ばいです。
堅実な分配金が計算できる銘柄として考えて良いかと思います。
現在は4%を切る利回りですが、これを超えてくるところまで値下がりしたら買い増しも視野だと思っています。
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