この数ヶ月で自分の投資銘柄・ポートフォリオを眺めている中で、いろいろと思うところが出てきていました。
心機一転!?テンバガー狙いを考えてみる
ここのところ自らの投資銘柄を振り返っていますが、 投資方針にかなり迷いが出てきています 。 配当重視の安定志向 という耳障りの良い考え方をしていましたが、 実態としては株価パフォーマンスは平均以下、減配銘柄もチラホラという状況です。 資産を増やしたい・分配金も重視したいという点で...
このことを踏まえ、分配金重視から資産成長も目指すバランスに修正したポートフォリオに変更することにしました。
今回はその目標についてです。
これまでの目標ポートフォリオ
当初設定していた目標ポートフォリオは下図の通りです。
必ずしもこの通りにはなっていませんでしたが、持ち株を差し引いた際にはある程度近い割合になることを確認しながら運用していました。
ざっくりと
- 米国株は成長エンジンとしてある程度保有する割合にしたい
- REITは分配金目的としてある程度保有したい
- 成長期待としてインドを少しでも持っておく
- やはり日本人だし日本株・J-REITはメインでしておくか
そこで今回は見直すにあたり、主に資産割合を考え直すことにしました。
新しいポートフォリオの考え方
「全てを数値データに基づいて」ということが出来れば理想ではあるのですが、そんなことは出来ずに個人の感情も入りながら以下のように考えました。
資産クラスの割合について
現時点の資産額は全く十分ではないと考えているため、資産成長をベースに置くことが必要です。
そうすると株に全振りもアリなのですが、REITの成長を調べてみると米国REIT・J-REITは悪くなかったため、分配金も踏まえてREITをある程度組み込むことにしました。
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その結果、資産クラスとしては下記割合としました。
REITの成長にも少し期待をして株式を6割に留めながらも、株式とREITでほぼ全てを占めるポートフォリオにしました。
その他とは債券や金を指します。
結果としては現ポートフォリオの資産クラス配分とあまり変わらないのですが、自分の納得感がある落としどころがやはりこの辺なのだと思います。
株式の地域配分
株式は個別株・ETF・投資信託での保有となります。
地域配分を考えようとすると、全世界株式ETFが一番手っ取り早いとは思いますが、自分の納得感のために私は国単位で考えることにしています。
投資先を考える上で考慮したことは、
- 市場規模
- 市場の成長性
- 日本からの購入のしやすさ
- 地域リスク・自分の納得感
です。
市場規模と成長性はGDPとその成長率による選定をしました。
データ元はIMFです。
少し未来を想定し、現時点で最も先である2027年予想のドル建てGDPの上位国(3兆ドル以上)を確認しました。
そのGDPと予想成長率を記載します。(数値は四捨五入しています)
- アメリカ :31.0兆ドル (+1.7 %)
- 中国 :29.1兆ドル (+4.8 %)
- 日本 : 6.3兆ドル (+0.4 %)
- インド : 5.5兆ドル (+6.2 %)
- ドイツ : 5.3兆ドル (+1.1 %)
- イギリス : 4.6兆ドル (+1.5 %)
- フランス : 3.6兆ドル (+1.4 %)
これを見ると規模が桁違いのアメリカ・中国が最有力、それに加えて成長著しいインドが投資対象になりそうです。
日本は2027年はまだ3位ですが断トツで低い経済成長率により凋落の絵しか見えず、徐々に持ち高を減らしたくなります。
しかしながら、やはり日本人である以上は日本を無視したくはないこと、中国の政府介入や地政学といったカントリーリスクを踏まえ、私の投資対象としては現状維持でアメリカ・日本・インドとすることにしました。
各国の比率は単純に2027年のGDP比を適用し、さらにインド株購入に使用しているEPIの信頼性を踏まえて丸めた結果として資産全体からの比率は下記としました。
アメリカ株:45 %
日本株 :10 %
インド株 : 5 %
やはり日本を信じきれないということがこの数値に表れています。。。
これでも実態よりは比率を膨らませてはいるのですが。
しかしいざという時に国が私を守ってくれるとは思えないので、そこはドライに割り切ろうと思います。
REITの地域配分
REITは成長+分配金を目的としています。
この配分については本音では米国REITに全振りでも良いのですが、
- 強烈な円安で一気にドル転換することをためらっている
- 日本円で投資できるETF "1659 iシェアーズ 米国リート ETF" の純資産総額に懸念を持っている
ことから、資産全体からの比率として
日本REIT:30%
米国REIT: 4%
豪州REIT: 1%
としました。
豪州REITは現在保有から基本的に買い増しせずに比率を落としていくことになります。
成長率の低さがどうしても気になるので手控えることとしました。
今後の為替次第では米国REITの比率は引き上げていきたいところです。
まとめ
以上をまとめますと、今後目指すポートフォリオは下グラフとなりました。
一方で2022年7月末現在のポートフォリオは下グラフです。
これを踏まえて今後の投資としては
- 日本株の買い増しは不可
- 豪州REITの買い増しは不可
- 日本株で将来性が低いと考える銘柄は売却し、他資産クラスに転換
- 配当金・分配金はREIT購入
- 米国株積立は継続
- 円から展開した米ドルはインド株になるべく充てていく
という形となります。
目標に近づけるには日本株の圧縮がポイントになるので、持株会を退会した勤務先の株売却も検討が必要となります。
しかしこれは額も大きい一方で普段使わない証券会社の口座に入っているので、いくつかの手段の売却手数料確認をし、最善の方法を考えてから行動に移ししたいと思います。
なるべく早めに目標に近づけていきたいですが、様々な銘柄に手を広げていたのが仇となっており時間がかかりそうです。
方針転換は少ない方が良いですが、基本的にシンプルな投資にすべきだと痛感しました。
今後はこの活動報告になっていきそうです。
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