2022年6月20日月曜日

【REIT指数連動型ETF】日本・米国・豪州のどれが期待できるのか?落ちるナイフをつかんでみた

世界的に株価が下落していますが、私が好んで投資しているREIT関連も下げ基調にあります。
そんな中、「せっかくの下落局面だから」ということでREIT ETFを買い増しました。

  • 長期的に見ればきっと戻るだろう
  • 買ったら配当をもらいながら放置

という考えではありますが、過去の値動きからこれを正当化出来るか考えてみました。



目次


直近のREIT ETF追加買付額

直近で購入したREIT ETFは下記です。

日本REIT
 1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
 300,000円分 (総額指定 単価2,122円)

米国REIT
 
1659 iシェアーズ 米国リート ETF
 480,240円分 (180口 単価2,668円) 

豪州REIT
 1555 上場インデックスファンド豪州リート
 347,000円分 (200口 単価1,735円)

3か国のREIT ETFに投資しました。
これにより年間分配金額は30,000円強増える計算です。

ちなみに落ちるナイフをつかんで現在は全て含み損になっています


REITの各国市場規模

まず、各国REITの市場規模のTOP3は以下の通りです。(2021年7月時点)

  1. 米国 時価総額 127.13兆円
  2. 日本 時価総額 16.85兆円
  3. 豪州 時価総額 11.18兆円

世界中のREITの時価総額が189.02兆円なので、この3か国だけで世界のREITの8割以上となります。
というか米国REITだけで7割近くとなっています。

米国だけでも良い気がしてきますが、円建てが主であることから日本REIT、個人的な好みで豪州を入れています。

この個人的な好みという点が私の弱点だとは思いますが、なかなか変えられません…。
新興国REITの反省点を活かさないといけないのですが。



日本REITのパフォーマンス

REIT指数は「株式や債券とは違う動き」とよく言われますが、大まかな傾向は株式と似ると私は思っていました。
が、
J-REITとTOPIXを比較すると値動きが逆転したりします

ローソク足チャートがJ-REIT、実線がTOPIXです

特に2015年頃からは全く違う値動きをしています。
ただ大型金融緩和の真っ最中で、日銀がTOPIX ETF及びREITを買い集めているので正直なところ何が正しいのか私にはわかりません

とは言え日本がある限りは不動産は無くならないだろう、という楽観論でJ-REITは買いながら短期的な動きは無視しようと思います



米国REITのパフォーマンスと投資方法

米国REIT指数は長期的に見ると米国株同様に上昇基調で推移しています。
約20年のS&P500との比較推移が下図です。

ローソク足チャートが米国REIT、実線がS&P500です

傾向は似ていますが、REITの方がS&P500よりも値動きが荒いです。
それでも長期投資で考えればS&P500に投資をしてREITを避ける理由はあまり無いのではないかと思います。


米国REITへの投資の仕方としては個別銘柄・ETFなどがありますが、私は米国に詳しいとは口が裂けても言えないのでETFにしています

ETFにしても米国ETF(米ドル)・東証ETF(日本円)とありますが、これは好みと外貨準備
状況次第だと思います。


米国REIT ETFで有名どころではIYR・RWR・XLRE・USRTなどです。
中でもIYRはSBI証券で買付手数料が無料になったため手を出しやすいと思います。


日本円で投資するのであれば "1659 iシェアーズ 米国リート ETF"です。
これは投資先がほぼ100%USRTで構成されており、USRTを日本円で購入するものです。
そのため経費率がUSRT(0.08%)
よりも高く0.22%となっています。


私はIYRの買付手数料が無料になる前から投資していたこともあり、1659を持っています。
ただ純資産総額が88.5億円と小さく、償還リスクを恐れてあまり手を出し切れていません
今からでもIYRにとも思いますが目先は米ドルが足りません…円安で二の足を踏んでいます。


豪州REITのパフォーマンス

豪州REIT指数は米国や日本とはまた異なる値動き傾向をしています。

ローソク足チャートが豪州REIT、実線が株式指数ASX/200です

チャートの形は似ているのですが、REIT指数は暴落後の戻りが非常に弱いです。
リーマンショック前の最高値に戻る気配が全くありません

これは直近5年のチャートでコロナショック後を確認しても同様です

株式に比べて下げがきつく全く戻らないローソク足チャート

株式指数に比べると下げがきつく戻りが弱いということが鮮明です。

やはり積極的に買う理由は無いかもしれませんね…分配金に釣られていますが。



まとめ

下げの局面において日本・米国・豪州のREIT ETFを買い増しました。

しかしながら過去のチャートから見ると特に豪州REITへの投資は避けた方が良かったのかもしれません
分配金は安定しているので、値上がり期待をせずに注視しつつしばらくは持ち続けてみます。

ただ結局は都度パフォーマンスを見ながら米国REITに乗り換えていくのが正しい気がしています。


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