2022年7月27日水曜日

【日本株】7278 エクセディ のバーチャル製品展示が面白い!


将来性の観点で大丈夫かな…と思っていたエクセディが東京ビッグサイトで開催された「TECHNO-FRONTIER 2022 - モータ技術展」に出展していました。

この展示を敢えてウォッチしていた訳ではなく、「エクセディ株をどうしようか…」と考えていた中でたまたま気付きました。


残念ながら現地には見に行けませんでしたが、エクセディは出展製品に関するバーチャル製品展示を実施していました。

これを覗いてみると私としては非常に面白く、決算報告書よりもはるかに期待を持たせる内容でした。


目次


エクセディの基本情報

エクセディはクラッチの最大手で、主に自動車のクラッチやトルクコンバータ、二輪車用クラッチ、建設・産業・農業機械用製品などの駆動系部品を生産・販売しています。

直近の株価、分配金利回りは以下の通りです。

株価1,865 円
PER7.29
PBR0.39
配当利回り4.83%
売買単位100株
(7/27終値ベース)

年初来高値を更新しました。
売ってしまうか迷ってしまいましたが、結局まだホールドしています。

ちなみに第1四半期決算が明日7/28の引け後なので、それを受けてどうなるかが見物というタイミングです。


エクセディのバーチャル製品展示

EXEDY バーチャル製品展示からキャプチャしました
各製品の説明資料・動画が見れます

バーチャル製品展示では決算資料で「未来のポートフォリオ」としていた製品を主に紹介していました。

また、会社紹介の動画でも既存の商品ではなく次世代電動化商品・未来商品を全面に押し出しており、会社としての力の入れ具合が分かります。


中でも訴求に力を入れていると思われるのがEV用製品のワイドレンジドライブシステムとインホイールモータです。
搭載車の走行映像もあり、実用化が近いことを伺わせます。

またHEV・PHEVについても強みであるクラッチ系を中心とした開発中の製品展示があります。
このあたりは強みとして発揮されるのではないかと個人的には思いますが、PEV・PHEV自体の将来性に左右されてしまうのではないかという懸念があります。


ちなみに決算資料に関して私は「アプリ事業とか迷走してませんか」と言ってしまっていましたが、今回の製品展示にはペットビジネス・家具ビジネスには言及ありませんでした。
やはりあれは多角化の1アイデア程度だったのだと思います。
決算資料からのそういった温度感の読み取りの難しさも感じました。


将来製品の懸念点

製品展示資料や動画視聴は個人的には面白かったですし、将来性に期待したくなりました。

しかし自動車駆動系部品業界のド素人からすると分からないのが、開発している部品の市場規模と採用見込みです
結局は自動車メーカーに採用してもらわなければ事業としては成り立たず、規模もそれなりに大きくなければ採算も取れません。
しかしながらそういったデータが調べてもよくわかりませんでした

競合他社となりそうな企業も調べれば出て来ますが、どこが抜けているのかイマイチわかりません。

今後の決算資料や事業展望にはその辺りの見込みも提示してもらえると投資している側としては参考になるのにな、と思います。

期待しても良いのでしょうか。。。


まとめ

要するにエクセディになんとか期待したい、というお話でした。

今回のバーチャル製品展示で注力する分野や開発中の商品についてはよくわかりましたが、その事業性というところは素人には判断難しいという状況だと思っています。
むしろこれに踊らされてはいけないようにも考えます。

しかしながら、機械好きとしてはなんとか踏ん張って欲しい企業だと思っています。
何よりこういったチャレンジを全面に出すところは個人的に好きです。

そのため今後の期待を込めてショボいながらも100株保有は続けたいと思います。


一方で、こういった好みの偏った投資が私のパフォーマンスを下げる一因であるとも認識しています。
投資に感情は不要だとは思っています。

とは言え損失も織り込んでそこを楽しめる境地にたどり着ければ良いのですが、なかなかそうはなりません…。
葛藤しながらも応援を楽しめる知識と投資センスを持てるようになりたいです。


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