1555上場インデックスファンド豪州リートから2022年5月期の分配金を頂きました。
1口当たりの収益分配金は8円90銭で、400口保有しているため3,560円(税引き前)になりました。
しかし足元では年初来安値を付けており、このETFに対する投資の姿勢を見直してみました。
上場インデックスファンド豪州リートの基本情報
上場インデックスファンド豪州リートはその名の通りオーストラリアの不動産を対象にしたETF…と思いきや実質的には世界各国の不動産に投資しています。
【A-REIT】1555 上場インデックスファンド豪州リートを分析してみた
1555 上場インデックスファンド豪州リート はその名の通りA-REIT(豪州REIT)を対象にしたETFです。 私は配当金・分配金を重視した運用のためREITへも積極的に投資していますが、J-REITだけではなんとなく不安に感じ、地域分散目的で投資しているのが 1555 ...
直近の株価、分配金利回りは以下の通りです。
3%超の分配金を期待できる銘柄となっています。
豪州リート(A-REIT)のパフォーマンス
最近の株式相場の下落も受け、1555上場インデックスファンド豪州リートもご多分に漏れず軟調な展開が続いています。
6/17には年初来安値である1,602円を付け、ここ1年の上昇分が吹っ飛びました。
ただし1555は"S&P/ASX200 A-REIT"を円換算した指数に連動しています。
昨年同時期の豪ドルレートは82.15円/豪ドルと直近の93.55円/豪ドルより約15%安かったことから、A-REIT指数としては約15%下落していることとなります。
やはり円換算指数は為替レートも絡むのでどう考えたら良いかわからなくなります。。
このような相場が大きく動いている時はあまり短期間の動きを見ても仕方ないと思いますので、長期スパンで振り返ります。
コロナショックでの大幅な下落のリバウンドで上昇していましたが、調整局面のようなタイミングに入っています。
とは言え全体的には上昇基調のチャートかと思います。
一方で
● 1555は2011年設定のため長期視点とは言い切れない
● 為替レートによりA-REIT指数としての動きがぼやけてしまう
ということで、S&P/ASX200 A-REITの動きを確認してみます。
S&P/ASX200 A-REITは2001年に設定された指数なのですが、S&P Globalのページでは10年分のデータしか見つかりませんでした。
そこで同指数に連動する、オーストラリア証券取引所に上場しているETFであるSLF "SPDR S&P/ASX 200 Listed Property"の値動きで代用しました。
このETFは2002年設定です。
2000年代後半にバブル期のように上昇していますが、リーマンショックで大暴落しています。
24.96AUDの最高値から最安値5.19AUDまで落ちていますから、約8割の下落幅です。
単純に恐ろしいです…。
そこからは上昇基調で戻していますが、コロナショックとウクライナショックで下落が入っているという状況です。
リーマンショック後の基調からすると、現在はちょっと売られすぎかなと個人的には思っています。
A-REITへの今後の投資をどう考えるか
1555上場インデックスファンド豪州リートはA-REIT指数と為替レートの両方の影響を受けるため、単純な値動きとなりません。
またリーマンショックのような大暴落局面ではA-REITは株よりも大きく値下がりする傾向がありそうです。
そのため短期的には損失を出すリスクは少なからずあると思います。
しかしながら
● A-REITは長期的には順調に上昇していくと思っている
● 通貨分散として豪ドルを持っておきたい
という考えを持っており、長期投資前提であればポートフォリオに組み込んでも良いのではないかと思います。
私はその1人なので、今の下落局面も1555を少しずつ拾っていきます。
願わくば大暴落は見たくないですね。
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