2022年6月8日水曜日

【日本株】大幅増配!6919 ケル は高利益体質の優良企業か

産業用コネクタの専業メーカーである6919 ケルから2022年3月期の期末配当金を頂きました。

1株当たりの期末配当金は61円で、年間81円となりました。
これは年間41円であった2021年度からほぼ倍増しています

100株保有しているため6,100円(税引き前)を受け取りました。


目次


ケルの基本情報

ケル1962年創業の産業用コネクタの専業メーカーです。

事業規模としては、2020-2021年の日本のコネクタ業界における売上高で見ると第12位(トップのホシデンの約5%)の約101億円と比較的小規模です。

一方で2022年6月現在で海外にも駐在員事務所を1ヶ所、海外子会社を4つ抱えており、海外ビジネス強化(主に北米・欧州・中国)を図っています


2020-2021年の決算では純利益率で7.1%と業界3位に位置しており、稼ぐ力としては業界上位にあります

更に今期2022年度の業績としては、売上高で約128億円(前年度比25.9%増加)、純利益は約14.5億と、純利益率は11.3%にもなっています。

その結果として増配となっており、今後も好調な推移予想としています。



株価と配当金

直近の株価、分配金利回りは以下の通りです。

株価1,478 円
PER7.28
PBR0.77
配当利回り5.48%
売買単位100株
(6/7終値ベース)

これもいわゆる高配当小型株と呼ばれる銘柄です。

ここ約10年の株価推移は下図のようになっており、2018年の強い下げの後は上昇基調で今日まで来ている状況です。


安定感には欠けますが、全体的には上昇基調です。


ここ数年の年間配当金の推移は

 2018年3月期:30円/株
 2019年3月期:26円/株
 2020年3月期:39円/株
 2021年3月期:41円/株
 2022年3月期:81円/株 ←今期

増配基調であり、今期はこれにより配当利回りが5.48%にまで達しています。
今期一気に配当額を引き上げていますが、配当性向はこれまで同様に約40%としています。
来期も同水準を想定しているので、高い配当利回り期待の買いからの更なる株価上昇を
期待したいところです。


まとめ

ケルは高い利益率水準にある産業用コネクタの専業メーカーです。

現在海外ビジネスを強化しており、好調な業績で進んでいます。

配当金は増配、今後もこの配当レベルを維持する見込みのため、高配当小型株の投資対象として適切だと思います。

私はとりあえずHOLDです。


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