積み立て投資をする際に一定金額で購入できる投資信託は便利です。
しかし株やREIT、ETFを同様にドルコスト平均法の考え方で購入しようとした場合、1単元が少なくとも数万円になりますので、私のような少額投資家では単元売買でこれを実現するのは不可能です。
単元未満株というサービスを提供している証券会社もありますが、一定金額にするために時価から購入株数を毎回計算する必要があり手間がかかりますし、1株価格によっては購入金額にバラつきが出て来ます。
株やREIT、ETFを金額指定で手間なく購入したい!
そんな私のような我が儘な人へのサービスがSMBC日興証券が提供しているキンカブです。
今回はそのキンカブについてのご紹介です。
SMBC日興証券のサービス
SMBC日興証券は三井住友フィナンシャルグループの証券会社で、いわゆる日本の5大証券会社の1つです。
最近は相場操縦の不祥事でニュースになってしまっていますね。
しかしながら、オンライントレードでも支店に口座を持つ形となり必要に応じて支店で相談出来るなど、サービスのバランスが良いと私は思っています。
SMBC日興証券のメリットとしてよく挙げられるのが
- 信用取引の売買手数料が無料
- IPO・POの取り扱いに強い
といったところですが、私が口座を作った目的であり、実際に重宝しているのがキンカブです。
キンカブとは
キンカブは金額・株数指定取引を意味しており、東証に上場している銘柄を「金額」もしくは「株数」を指定して100円から投資できるサービスです。
銘柄は日興証券が指定しているものに限りますが、2022年4月現在で約3,900銘柄ありますので、メジャーどころはほぼ押さえられています。
※外国株式は対象外です
株数指定は他社の単元未満株サービスと同様ですが、金額指定がとにかく扱いやすいです。
キンカブの手数料
キンカブの売買手数料は以下の通りです。
100万円を超えると手数料が1.0%かかりますが、少額の買付であれば手数料が無料です。
単元株への振り替えが可能
キンカブで購入した株はキンカブ口座に入りますが、単元株単位に達すると単元株として保護預かり口座に振り替えが可能です。
それにより通常の株としての売買や株主優待の権利も得ることが出来ます。
また配当金・分配金については単元未満株数であっても得ることが出来ます。
取引の際の株価
キンカブで適用される株価は、取引の際の前場もしくは後場の「始値」が適用されます。
したがって指値購入は出来ません。
キンカブによる購入の仕方
キンカブでの購入はとても簡単です。
ご参考として、パソコンによる購入画面をご紹介します。
これで注文すれば完了です。
特に何も考えずに金額指定で株を購入できます。
また日興証券が提供している日興フロッギーというサービスからも同様の購入が出来ます。
どちらもお手軽ですが、フロッギーはdポイントを投資に充てることが出来るので、dポイントを活用されている方には特にお勧めです。
まとめ
SMBC日興証券のキンカブについてのご紹介でした。
私は投資手数料、外国株投資などの商品数からSBI証券をメインで使っていますが、東証銘柄の金額指定買付ではSMBC日興証券を使っています。
特に受け取った配当金・分配金の再投資では非常に便利です。
そのため口座が分散してしまっていますが、それぐらいの価値がキンカブにはあると思っています。
キンカブの不満を挙げるとすると、私が購入している1555 上場インデックスファンド豪州リートには対応していない点です。
売買代金が少ないためかもしれませんが、いつの日か対象になると良いなと思っています。
他にも自分が買いたい銘柄が対象外である可能性はありますのでご注意ください。
対象銘柄一覧はログイン後に確認出来ますが、不安であれば口座を作る前に日興証券に問い合わせた方が良いです。
【SMBC日興証券】キンカブの落とし穴 TOBにより売買出来なくなった
以前の記事で書いたように、私はETFやREITなどを購入する際には SMBC日興証券のキンカブサービス を好んで使っています。 SMBC日興証券のキンカブが便利!購入画面をご紹介 積み立て投資をする際に一定金額で購入できる投資信託は便利です。 しかし株やREIT、ETFを同様に...
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