2022年4月12日火曜日

単身赴任を解消するために考える投資方針

単身赴任を自己都合で解消し、家族と合流するためにはなりふり構わず転職するという選択肢もあります。

しかし家族の生活レベルは落としたくないというのも本音です。

私はしがない1サラリーマンのため、特殊スキルはありません。
今までの経験を活かして収入を最低限維持するためには職種を変える+激務を許容する必要があります。
しかしアラフォーの年齢ではその選択もリスクだと考えています。

この職業選択のジレンマを解消するには副収入を得て心理的に自由になる必要があると考え、その手段として投資を強化することにしました


目次


投資目標

生活の基盤を揺るぎないものにできれば、本業の収入多寡によらず安定した生活を送ることが出来ます。
必要とする生活の基盤を 住居費+光熱費+通信費 と考えると、私の場合は毎月20万円の追加収入があれば悩まずに済みそうです。

つまり年間で+240万円(税引き後)→ +300万円(税引き前)

概算ではありますが、とんでもない額です…。

しかし目指さないことには始まらないのでここを目標にします
値上がり益を取り崩す考え方もありますが、配当と分配金で目指します。


投資対象

安定収入を目的とした投資として、投資先はいくつもあります。
その中で私は大きく株式・REIT投資不動産投資に絞り、前者のみを選択しました。


株式・REIT投資を考える

毎月の安定収入を考えるとやはり高配当株やREITが浮かびます。
更には国内・海外といった見方もあります。
FIREという観点では配当にこだわる必要はないのですが、やはり配当という目に見える確定した形での還元が欲しいです。

それを踏まえて自分なりにリスクを取れる投資先を考えていきます


 日本株式

日本に居住している日本人である以上、日本株式は有力な投資先です。

私も日本という国が永続して繁栄して欲しいと思っていますので、その意味でも投資先として設定したいところです。

しかしながら、私は現時点で日本は先進国ではなく後進国と捉えています。
様々な本などでも語られていますが、概ね賛成です。
そういった見通しのため、日本株式の代表指数である日経225のインデックスファンドは手を出そうと思っていません。

  • 事業内容を見て応援したいと思える
  • 配当を安定して出している
  • 財務状況が安定している

これらの条件に当てはまる個別株に投資し、配当金を享受していきたいと考えています。

↑歴史的にもこの値動きの指数を信用し切れないです。
そのため値上がりではなく配当金を狙う対象とします。


 J-REIT

安定配当を目的とすると、J-REITは良い投資先だと思います。
値上がり益は期待しない方が良いと思いますが、センスのない不動産投資よりも安定して分配金を受け取れます

REITの運用資産としては

  1. 事務所主体型
  2. 商業施設主体型
  3. 物流施設主体型
  4. 住居主体型
  5. ホテル主体型
  6. ヘルスケア施設主体型
  7. 総合型

がありますが、安定志向としては住居主体型REITに投資しながらインデックスファンドと他の気になるREITにも配分していこうと考えています。

↑ J-REIT指数ですが、安定していないもののまだ大崩れはしていません。崩れたとしても日本が崩壊はしないと信じて買い向かいたいところです。


 外国株式 - 米国株

米国株投資を進める本やは溢れていますが、過去チャートからこれからも上昇していく可能性が高いということに尽きると思います。

↑ S&P500の約20年の推移ですが、波はあるものの上昇トレンドは変わっていません。
国力・人口構成を見ても急に落ち込むことはないと思いますので、有力な投資先であることは間違いありません

個別株に手を出すかは自分の勉強次第ですが、一定割合は資金を投入したい投資先です。


 外国株式 - インド株

インドの時代が来ると言われて久しいですが、その源泉は経済を支える人口にあります。
著しい人口増加によって、2025年頃には中国を抜いて世界一になると言われており、年齢の中央値は約30歳と若い構成です。

大都市には巨大なスラムがあるなど問題視されている点ももちろんあります。私もインドに行った時に見た人がひしめき合っているスラム街は強烈に記憶に残っています。
しかしこの人たちの消費レベルが上がっていった時、インド経済は更に力強く成長するだろうとも思いました。

写真ないかな

またインドの代名詞とも言えるようになってきたIT企業の成長や、スタートアップ企業の増加も著しいものがあります。

インド株式指数として代表的なSENSEX指数は長期的に見ると上昇を続けていますし、今後も継続して上昇していくものと思います。

一方で考えられるリスクとして物価の安定性、地政学リスクがあります。

政府収支は慢性的な赤字を抱えており、金融システムも不安定とされています。
コロナ禍も直撃しており、経済の下振れリスクも依然として大きく残っています。

またカシミール地方をめぐるパキスタンとの紛争や、覇権主義を強める中国国境付近の動向など、国境における緊張は高いレベルで維持されています。

そのため、インドとしては経済成長してもドル換算するとイマイチ…ということも想定されます。
しかしながらポテンシャルは世界随一と考えられ、比率は低くとも投資しておきたい国です。

 海外REIT

日本の不動産は常に災害リスクを抱えています。
また日本の経済成長や人口動態にももちろん左右されます。

そこで地域分散の観点で海外REITも選択肢の1つと考えています。

REIT市場では世界トップとなるアメリカはもちろん対象となりますが、3位のオーストラリアや新興国も低い比率であれば投資先としては面白いかと思っています。


 その他

基本的には株式・REITで運用を考えています。

一方で伝統的資産である債券・金も既に少し保有しています。
敢えて売却してリバランスするほどではないので、これらは保有継続と考えています。


不動産投資を選ばなかった理由

毎月の安定収入を考えると不動産投資は有力な選択肢の1つです。
しかし私は以下の考えから不動産投資を選択しませんでした。


 不動産売買の懸念

安定した収入を得るためには当たり前ですが良い不動産物件を見付ける必要があります。
しかしながら残念ながら私自身にそれを見極めるスキルがありません

不動産業者に頼るのも1つですが、信頼出来る業者を探す・見極めることにも自信がなく、大きな額の買い物をするには知識不足による不確定要素が大きすぎると考えています。

それを補うためには勉強する必要がありますが、致命的なことに不動産自体にそれほど興味を持てていないため、その勉強自体が苦痛となってしまい向いていないと思っています。


 必要経費

不動産の購入・維持には様々な経費がかかります。

  • 仲介手数料
  • 収入印紙代
  • 委託管理費用
  • 各種税金(固定資産税・所得税 etc.)
  • 損害保険料
  • 水道光熱費
  • 修繕費
    etc...
必要なものではあるのですが、無知な人間からすると想像以上に多いです。

私自身も自宅用の不動産売買を経験したことがあり、「え、こんなにかかるの?まだあるの?」という状況になりました。売買のどちらでもです
正直に言うともうやりたくありません

各種手数料の適正価格も調べる必要がありますし、表面利回りだけに惹かれて手を出すとガッカリすることになると思います。


 資金借入のリスク

レバレッジを効かせる・節税効果など金融機関から資金を借り入れる投資のメリットは頭では分かります。
しかし個人での多額の借金・毎月の利息の支払いという状況が続くことが心理的に耐えられません。これは性格の問題もあると思います。

借入リスクもいろいろありますが、投資はメンタル面も重要だと考えます。

 管理業務

不動産は購入して貸して終わりではなく、物件を管理する必要があります。
日々の管理は管理会社に委託が多いと思いますが、空室リスクや資産価値維持のための継続投資など、考えることは多岐に渡ります。

ほったらかしでやりたいので、これも向いていないと考える点です。


 まとめ

不動産投資は投資ではなく事業だと思います。

あくまでも不動産物件と管理のことを考えることが好き、もしくは苦にならない人が手掛けるものではないでしょうか。
私はどちらでもないので不動産投資はしないことにしました


Sicimiのポートフォリオ

以上を踏まえ、現時点で私のポートフォリオ目標は下グラフのようにしました。


少し日本寄り過ぎると思いながらも、当面はこの比率を目標とします。
米国株は配当狙いではないので配当生活をするには厳しいポートフォリオですが、バランスを取りにいきました。

想定配当から考えると目標達成にはこのポートフォリオで約1億5000万円の資産規模にしなければなりません。
現実的には相当に厳しいですが、可能な限りの資金を投入しながら目指していきたいと考えています。


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